自己脂肪由来幹細胞治療


自己脂肪由来幹細胞治療は、ご自身の脂肪組織から採取した幹細胞を培養し、点滴で体内へ投与する再生医療です。当院では、動脈硬化の予防および治療を目的として、自己脂肪由来幹細胞を用いた点滴治療を行います。使用するのは患者さまご自身の脂肪組織から得られた細胞であり、採取した脂肪組織はグランソール奈良にて培養・加工を行い、細胞培養加工施設(CPC)で培養された細胞を用いて治療を行います。

本療法の正式名称は「動脈硬化関連血管障害リスクの低減を目的とした自己脂肪組織由来幹細胞治療」です。
再生医療等安全性確保法に基づく再生医療(第二種再生医療等技術)として、認定再生医療等委員会の審査を経て、厚生労働大臣に届出・受理されています。
本療法は自由診療(保険適用外)です。治療内容、費用、起こりうるリスク・副作用については、本ページに記載のうえ、診察時にも丁寧にご説明いたします。

このような方におすすめ

  • ご自身の細胞を用いた再生医療を検討している方
  • 動脈硬化の予防および治療を目的として幹細胞治療を検討している方
  • 動脈硬化に関連する脳血管疾患や脳卒中後の後遺症についてご相談されたい方
  • 再生医療について医師と相談しながら適応を判断したい方
  • 継続的な治療計画を含めて検討したい方

治療について

自己脂肪由来幹細胞治療では、局所麻酔下で脂肪組織を採取し、採取した組織から幹細胞を分離・培養したうえで、点滴により投与します。採取した脂肪組織の培養・加工はグランソール奈良へ依頼し、治療計画に沿って投与を行います。
なお、脂肪採取から培養完了までは通常約5週間程度かかるため、投与までは一定の準備期間を要します。

通常想定される治療期間・回数
1回の投与で終了する場合もありますが、治療目的や状態に応じて、3か月程度の間隔で3回程度行う場合があります。通常の治療期間の目安は1日〜9ヶ月程度です。継続する場合は、診察のうえ投与間隔・回数を個別に判断します。

培養体制

採取した脂肪組織の培養・加工はグランソール奈良(グランソール奈良細胞培養加工施設 施設番号:FC5140001、グランソール奈良第二細胞培養加工施設 施設番号:FC5200061)へ依頼しています。治療に用いる細胞は、日本再生医療学会認定の臨床培養士・上級臨床培養士が関与する体制のもと、細胞培養加工施設(CPC)で培養・管理されます。

当院の再生医療体制

当院では、再生医療を適切な体制のもとで提供するため、院長が日本再生医療学会会員として情報収集と研鑽に努めています。
また、日本再生医療学会会員向けの再生医療サポート保険(自由診療)に加入し、安全管理体制の整備に努めています。 本療法は、再生医療等安全性確保法に基づき、第二種再生医療等提供計画を作成し、厚生労働省に認定された「一般社団法人日本先進医療臨床研究会(JSCSF)特定認定再生医療等委員会」で審査を経て、厚生労働大臣に届出・受理されています(受付番号:01C2606035)。

治療の流れ

STEP1

問診・診察

既往歴、服薬状況、現在の状態、治療目的を確認し、自己脂肪由来幹細胞治療の適応を判断します。

STEP2

脂肪採取

局所麻酔下で、腹部などから少量の脂肪組織を採取します。採取量や採取部位は診察のうえ決定します。

FLOW03

培養

採取した脂肪組織は、グランソール奈良にて培養・加工を行います。脂肪採取から培養完了までは通常約5週間程度かかります。その後、治療計画に応じて投与日程を調整します。

STEP4

投与

培養した自己脂肪由来幹細胞を、治療計画に応じて点滴で投与します。投与方法や投与細胞数は、診察のうえ個別に決定します。

STEP5

投与後の確認

投与中から投与後にかけては、全身状態を慎重に観察し、体調変化や有害事象の有無を確認します。治療後の注意点をご説明し、必要に応じて経過観察や今後の治療計画についてご案内します。

料金

本療法は自由診療(保険適用外)です。治療にかかる費用は以下のとおりです。

再生医療 カウンセリング

初診 3,300円 / 再診 3,300円
※施術を受けられる場合は無料となります。

血液検査

36,300円
※施術前の全身状態確認や適応判断のため、必要に応じて行います。

特殊採血検査 エピクロックテスト(生物学的年齢測定)

88,000円
※治療前後の評価のため、必要に応じて行います。

自己脂肪由来幹細胞治療

自己脂肪由来幹細胞点滴 5,000万個
初回 1,320,000円 / 通常 1,650,000円

自己脂肪由来幹細胞点滴 1億個
初回 1,760,000円 / 通常 2,200,000円

自己脂肪由来幹細胞点滴 1.5億個
初回 2,200,000円 / 通常 2,750,000円

自己脂肪由来幹細胞点滴 2億個
初回 2,750,000円 / 通常 3,630,000円

※表示価格はすべて税込です。
※上記は自己脂肪採取の料金を含みます。
※採血予定日までに全額をご入金ください。
※患者ご本人様のご意向により中途で治療を中止する場合は、それまでに発生した実費相当分をキャンセル料としてご負担いただきます。
※海外の方は別途通訳費を含めたコーディネート費用がかかります。詳細につきましては、別途資料にてご案内いたします。
※本治療により期待した効果が得られなかった場合であっても返金等には一切応じられませんので予めご了承ください。

施術概要

治療内容自己脂肪組織を採取し、培養した自己脂肪由来幹細胞を点滴により投与する
麻酔脂肪採取時には局所麻酔を行う
所要時間脂肪採取は約1時間、幹細胞点滴は約1時間半〜2時間程度
培養期間脂肪採取から培養完了までは、通常約5週間程度
通院診察、脂肪採取、培養後の投与、フォローアップのため、治療計画に応じた通院が必要
治療後の経過脂肪採取後、採取部位に赤み、腫れ、痛み、内出血等を生じることあり
幹細胞の点滴投与に伴い、発熱、アレルギー反応、血圧変動、呼吸苦、感染、血栓・塞栓症などを生じる可能性あり
治療計画投与細胞数、治療回数、追加投与の要否は、症状や治療目的に応じて個別に判断

※経過には個人差があります。

起こりうるリスク・副作用

自己脂肪由来幹細胞治療では、脂肪採取に伴う痛み、腫れ、内出血、感染などが生じる可能性があります。
また、幹細胞の点滴投与に伴い、発熱、アレルギー反応、血圧変動、呼吸苦、感染、血栓・塞栓症などが生じる可能性があります。まれに重篤な有害事象を生じる可能性もあるため、投与中および投与後は全身状態を注意深く観察し、安全面に配慮しながら治療を行います。
気になる症状が続く場合や、通常と異なる反応がみられた場合は、速やかにご相談ください。

施術を受ける前にご相談が必要な方

  • 抗血小板薬を内服中の方
  • 抗凝固薬を内服中の方
  • ステロイドを内服中の方
  • 妊娠中、授乳中の方
  • アレルギー歴のある方
  • 重い基礎疾患のある方
  • 悪性腫瘍の治療中の方、またはがんの既往がある方
  • その他、主治医による経過観察中の方

安全に施術を受けていただくため、診察時に既往歴や服用中のお薬について詳しくお知らせください。その他、持病のある方や、術後の経過に不安がある方も事前にご相談ください。

施術後の注意点

  • 脂肪採取後は、採取部位を強く圧迫したり、こすったりしないようご注意ください。赤み、腫れ、痛み、内出血がみられることがありますが、多くは経過とともに軽快します。採取部位に強い痛み、著しい腫れ、発熱、出血、滲出液などがみられる場合は、早めにご相談ください。
  • 点滴投与後は、体調の変化に注意しながらお過ごしください。治療当日は、激しい運動、大量飲酒、長時間の入浴やサウナなど、体に負担がかかる行為はお控えください。投与後に発熱、倦怠感、息苦しさ、動悸、ふらつき、強い違和感などがみられた場合は、速やかにご相談ください。
  • 治療後の経過には個人差があるため、気になる症状が続く場合や、通常と異なる反応がみられた場合は、自己判断せず早めにご連絡ください。

よくある質問

自己脂肪由来幹細胞治療とはどのような治療ですか?

ご自身の脂肪組織を採取し、そこから幹細胞を分離・培養したうえで、点滴により投与する再生医療です。当院では、動脈硬化の予防および治療を目的としてご案内しています。

どのような方が相談できますか?

動脈硬化の予防や治療についてご相談されたい方、ご自身の細胞を用いた再生医療を検討している方、脳血管疾患や脳卒中後の後遺症を含め、動脈硬化に関連する症状について相談したい方が対象です。適応の有無は、診察のうえで個別に判断します。

なぜ自分の脂肪を使うのですか?

この治療では、ご自身の脂肪組織から採取した幹細胞を培養して用います。自己由来の細胞を用いる再生医療として実施される点が特徴です。

治療はどのような流れで行いますか?

診察後、局所麻酔下で脂肪組織を採取し、採取した脂肪組織を培養します。培養後、治療計画に応じて点滴で投与を行います。培養・加工はグランソール奈良へ依頼しています。

培養はどこで行われますか?

採取した脂肪組織の培養・加工は、グランソール奈良へ依頼しています。細胞は細胞培養加工施設(CPC)において管理のもとで培養されます。

脂肪採取は痛いですか?

脂肪採取は局所麻酔下で行います。採取後は、採取部位に痛み、腫れ、赤み、内出血などがみられることがありますが、経過には個人差があります。 

1回で終わりますか?

治療回数や投与する細胞数は、現在の状態や治療目的に応じて個別に判断します。必要に応じて、追加投与をご提案する場合があります。

リスクや副作用はありますか?

脂肪採取に伴い、痛み、腫れ、赤み、内出血、感染などが生じることがあります。また、点滴投与に伴い、発熱、アレルギー反応、血圧変動、呼吸苦、感染、血栓・塞栓症などの有害事象が生じる可能性があります。まれに重篤な有害事象を生じることがあるため、投与中および投与後は全身状態を注意深く観察しながら治療を行います。

施術を受ける前に相談が必要なのはどのような方ですか?

抗血小板薬・抗凝固薬・ステロイドを内服中の方、妊娠中または授乳中の方、重い基礎疾患のある方、アレルギー歴のある方、悪性腫瘍の治療中の方やがんの既往がある方は、事前にご相談ください。安全に治療を行うため、診察時に既往歴や服薬状況を確認したうえで適応を判断します。

 保険は使えますか?また、承認された治療ですか?

本治療は自由診療です。また、再生医療等安全性確保法に基づき提供される再生医療であり、保険診療ではありません。治療内容、費用、想定されるリスクについては、診察時にご説明したうえでご案内します。 

未承認医療等について

【未承認機器】

自己脂肪由来幹細胞治療は、再生医療等安全性確保法に基づき提供される再生医療(第二種再生医療等技術)です。本療法に用いる細胞加工物は、医薬品医療機器等法上の承認を受けた再生医療等製品ではありません。本療法は自由診療(保険適用外)であり、認定再生医療等委員会の審査を経て、厚生労働大臣に再生医療等提供計画を届出・受理されたうえで提供しています(受付番号:01C2606035)。

【入手経路】

当院では、グランソール奈良細胞培養加工施設にて製造された細胞加工物を使用しています。

【国内の承認医薬品の有無】

国内においては、同一成分・同一効果の医薬品として承認されているものはありません。

【諸外国における安全性に係る情報】

当院で使用する細胞加工物は、主要な欧米各国において医薬品として承認されていません。そのため、安全性に関する情報が十分に蓄積されておらず、現時点では明らかになっていない重大なリスクが存在する可能性があります。使用に伴う個別のリスクについては、本ページの「起こりうるリスク・副作用」をご確認ください。

【医薬品副作用被害救済制度について】

万が一重篤な副作用が生じた場合、未承認医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。制度の詳細は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページをご確認ください。