【自費】ボトックス注射(脳神経外科)


ボトックスは、ボツリヌス菌が産生するたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする注射治療です。
筋肉の過剰な緊張をやわらげ、神経から筋肉への伝達を抑えることで、食いしばり、緊張型頭痛、肩こりなど、脳神経外科領域に関連するさまざまな症状の改善を目的として行います。

当院では、単に注射を行うのではなく、症状の原因や筋肉の状態を確認したうえで、脳神経外科の視点から適応を判断し、自費診療としてボツリヌス治療をご案内しています。
「マッサージや内服では改善しにくい」
「筋肉の緊張が強く、つらさが続いている」

そのような方は、どうぞご相談ください。

肩が凝っている画像
頭が痛い画像

このようなお悩みはご相談ください

  • 食いしばりや歯ぎしりが気になる
  • 朝起きたときに顎やこめかみが疲れている
  • 緊張型頭痛や頭の重さが続いている
  • 慢性的な肩こりがつらい
  • マッサージや内服薬では改善しにくい筋肉の張りがある

施術メニュー

症状やお悩みに応じて、以下の施術を行っています。

頭痛緩和ボトックス(側頭筋)
食いしばり改善ボトックス(側頭筋+咬筋)
肩こりボトックス(僧帽筋)

女性が施術を受けている画像

治療の流れ

STEP1

問診・診察

症状の内容や経過、これまでの治療歴、内服中のお薬などを詳しくうかがいます。
そのうえで、筋肉の張りや痛みの部位を確認し、ボツリヌス治療が適しているかを判断します。

STEP2

治療内容のご説明

治療の目的、注射部位、効果の現れ方、持続期間、起こりうるリスクや副作用、費用について、わかりやすくご説明します。
ご不安な点があれば、遠慮なくご相談ください。

STEP3

施術

必要に応じて表面麻酔や笑気麻酔をご用意し、注射を行います。
施術時間の目安は約10〜20分です。
施術後は注意事項をご説明したうえで、ご帰宅いただけます。

STEP4

経過の確認

効果は施術後7〜14日ほどで現れはじめ、約3〜6か月持続します。
症状の経過や効果の感じ方を確認しながら、必要に応じて再施術の時期をご相談します。

料金

料金は、使用する製剤、施術部位、必要量によって異なります。

頭痛緩和ボトックス(側頭筋)

イノトックス

通常 16,500円
倍量 27,500円

アラガン

通常 33,000円
倍量 44,000円

食いしばり改善ボトックス(側頭筋+咬筋)

イノトックス 33,000円
アラガン 55,000円

肩こりボトックス(僧帽筋)

イノトックス

通常 16,500円
倍量 27,500円

アラガン

通常 44,000円
倍量 66,500円

オプション

極細針 1本 1,100円

※注入時の痛みや皮膚への負担に配慮するための細い針です。

表面麻酔 3,300円
笑気麻酔 11,000円

※表示価格はすべて税込です。
※適応部位や必要量は、筋肉の状態やご希望に応じて診察のうえ決定します。

取り扱いボツリヌストキシン製剤について

当院では、2種類のボツリヌストキシン製剤をご用意しています。
製剤の特徴、ご希望、体質、これまでの施術歴などをふまえ、適したものをご提案いたします。

ボトックスビスタ(アラガン社/米国・国内承認)

日本国内では65歳未満の成人における眉間または目尻の表情じわについて承認されているA型ボツリヌス毒素製剤です。なお、当院が本ページで案内する頭痛緩和、食いしばり及び肩こりを目的とする使用は、国内承認範囲外の適応外使用となります。

ボトックスビスタの画像

イノトックス(韓国Medytox社/国内未承認)

韓国MFDSの承認を受けている液体タイプのボツリヌストキシン製剤です。
希釈不要で、薬剤濃度のばらつきを抑えやすい特徴があります。

※イノトックスは国内未承認医薬品です。
詳細はページ下部の「未承認医薬品等について」をご確認ください。

イノトックスの画像

施術概要

施術時間約15分
麻酔基本不要、必要に応じて表面麻酔・笑気麻酔を併用
傷跡注入部位に赤み・針跡が生じることがあるが、数日で改善
腫れ軽度の腫れが生じることがあるが、数日で改善
内出血生じた場合は1〜2週間程度で徐々に改善
シャワー当日から可能
入浴当日から可能(熱いお湯やサウナは避ける)
効果の実感7〜14日後から徐々に現れる
持続期間3〜6か月程度
注意点注入当日の洗顔は可能だが、注入部位のマッサージは不可

※施術部位や投与量、筋肉の発達の程度、体質などにより個人差あり

起こりうるリスク・副作用

  • 皮下出血
  • 注射部位の痛み、熱感
  • 軽度の腫れ、しこり、硬結
  • 感染
  • ショック、アナフィラキシー、血清病
  • 蕁麻疹、アレルギー反応
  • 痙攣発作
  • 注射部位周囲の筋力低下、筋無力症
  • 投与筋以外の遠隔筋に対する影響
症状や注射部位によっては、一時的な違和感や重だるさを感じることがあります。
気になる症状が続く場合は、早めにご相談ください。

治療を受けられない方

以下に該当する方は、安全面を考慮し、施術をお受けいただけない場合があります。

  • 妊娠中の方
  • 授乳中の方
  • ALS(筋萎縮性側索硬化症)の方
  • 重症筋無力症の方
  • ランバート・イートン症候群の方
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方

また、以下に該当する方は事前にご相談ください。

  • 抗血小板薬を内服中の方
  • 抗凝固薬を内服中の方
  • ステロイドを内服中の方
  • アレルギー体質の方

施術後の注意点

  • 施術後2〜3日は、注射部位のマッサージや強い圧迫は避けてください。
  • 施術後1週間は、長時間の入浴、サウナ、スチームサウナの利用はお控えください。
  • 運動、飲酒は翌日から可能です。
  • 抗体をできにくくするため、再施術は3か月以上あけることをおすすめしています。

治療効果について

ボツリヌス治療は、すべての方に同じような効果が現れるわけではありません。
症状の原因、筋肉の状態、生活習慣、これまでの経過などによって、効果の感じ方や持続期間には個人差があります。
また、症状によっては、注射治療だけでなく、内服治療、生活習慣の見直し、マウスピース治療、リハビリテーションなどをあわせて検討した方がよい場合もあります。
当院では、現在の状態を確認したうえで、適切な治療方法をご提案いたします。

保険診療と自費診療の併用について

同一の疾患に対する一連の治療として、保険診療と保険外診療を併用することは、原則として認められていません。保険診療との関係については、対象となる疾患及び診療内容を確認した上で個別にご案内します。

よくある質問

注射は痛いですか?

極細の針を使用するため、痛みは比較的軽度です。痛みに不安のある方には、表面麻酔や笑気麻酔をご案内できる場合がありますので、ご相談ください。

 効果はどのくらいで実感できますか?

一般的には施術後7〜14日ほどで効果が現れはじめます。症状や部位によって、感じ方には個人差があります。

効果はどのくらい持続しますか?

目安として3〜6か月程度です。筋肉の状態や使用量、症状の程度によって持続期間は異なります。

 どのくらいの間隔で受ければよいですか?

効果の持続期間と抗体産生のリスクを考慮し、3か月以上の間隔をあけて再施術することをおすすめしています。

美容目的のボトックスとは違いますか?

当院の脳神経外科ボツリヌス治療(自費)は、食いしばり、緊張型頭痛、肩こり、顎関節症など、症状の改善を目的とした治療です。美容目的の施術とは目的が異なります。

食いしばりや歯ぎしりにも効果はありますか?

 食いしばりや歯ぎしりによって咬筋や側頭筋の緊張が強い場合、症状の軽減が期待できることがあります。状態を確認したうえで適応を判断します。

肩こりにも受けられますか?

肩こりの原因の一つとして筋肉の過緊張が強い場合には、僧帽筋への施術をご案内できることがあります。ただし、すべての肩こりに適しているわけではありません。

施術後に気をつけることはありますか?

注射部位のマッサージや強い圧迫は避けてください。また、施術後1週間は長時間の入浴やサウナを控えていただくようお願いしています。

 ボトックス注射をやめると元に戻りますか?

効果が切れると、徐々に元の状態に戻っていく可能性があります。ただし、症状の経過や生活習慣の見直しによって安定する方もいらっしゃいます。

薬を飲んでいても施術は受けられますか?

服用中のお薬によっては注意が必要です。特に抗血小板薬、抗凝固薬、ステロイドを内服中の方は、必ず事前にご相談ください。

未承認医薬品について

【未承認機器・医薬品等】

当院で使用しているボトックスビスタは、頭痛緩和、食いしばり及び肩こりを目的とする使用は、国内承認範囲外の適応外使用に該当します。
当院で使用しているイノトックスは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。

【入手経路】

当院で使用しているボトックスビスタは、アッヴィ合同会社から国内で入手している医薬品です。
当院で使用しているイノトックスは、韓国のMedytox社から当院で個人輸入している医薬品です。
個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は、下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html

【国内の承認医薬品の有無】

国内には、イノトックスと同種のA型ボツリヌス毒素製剤として、アッヴィ合同会社のボトックスビスタがあります。
ボトックスビスタには承認条件として、医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること、所定の講習を受け、製品の安全性・有効性及び施注手技について十分な知識・経験を有する医師によって使用されるための措置を講じること、及び使用後の安全かつ確実な失活・廃棄及び記録の保管等、適正な薬剤管理を行うことが定められています。

【諸外国における安全性に係る情報】

イノトックスは、韓国MFDSの承認を受け、韓国で使用されている製剤です。日本では未承認であり、主要な欧米各国における承認実績はありません。そのため、安全性に関する情報が十分に蓄積されていない可能性があり、本ページの「起こりうるリスク・副作用」に記載した症状のほか、現時点では確認されていない重大なリスクが含まれる可能性があります。

【医薬品副作用被害救済制度について】

万が一重篤な副作用が生じた場合、未承認医薬品は、承認医薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
本制度の詳細は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページをご確認ください。